■読書感想文が書けない
「読書感想文」
これを聞いて、いいイメージを持つ方、あまりいないのではないでしょうか。
とにかく頭を悩ませる夏休みの宿題。そして、子どもだけでなく、その親も一緒。実際に子どもから読書感想文の書き方を聞かれても、全く答えられない。せいぜい「思ったことを書けばいいんじゃないか?」と言うのが精一杯……。
でも考えてみてください。おそらくあなたが子どもの頃に書いたのって、おそらく、
・内容の99%が本のあらすじで、最後に一言「面白かったです」
自分の思ったことを素直に表現できたのであれば、こんな内容書かないですよね。ちなみに私自身もこんな感じでした。そして先生から「ちゃんと書け」と言われたのですが、じゃあ一体、どう書けばいいのかと質問したところ、先生の答えは、
「思ったことを書けばいい」
…その「思ったこと」が書けないから、こんな感じの文章になってしまっているのに。全然答えになってないですよね。
■一つのヒントがあると、
例えば「走れメロス」の場合、おそらくこのような感想文を書くと思われます。
「メロスは王様に捕まり死刑だといわれましたが、親友のセリヌンティウスを人質にすることで妹の結婚式に参加できました。その後、王様のいるところに走って戻るのですが、間に合ったので死刑にならず、助かりました。面白かったです」
…内容の99%があらすじをただ書いているだけ。そして最後に一言「面白かったです」。
当然ですが、これは感想文とはいえません。しかし、他に書き方が分からないため、このように書いてしまった方、多いのではないでしょうか?
では、ここで一つヒントを出します。
・走れメロスに登場する人物の中で、自分と最も立場が近いと思われる人物を選び、なぜそう思ったか書きなさい。
これに対する感想文がどのようになるかといいますと、
「私と立場が近いのは群衆だと思いました。というのも、王様が悪いと分かっていても怖くて逆らえない。だからこそ、悪いものは悪いとハッキリと伝えることができ、そして自分が死刑になるという最悪の結果が分かっていても親友との約束を守る。最後までブレなかったメロスは素晴らしいと思います。」
…いかがでしょうか?お題が明確になったことで、より具体的に。何より「感想文」としての形式が整った文章に仕上がっているのが一目で分かると思われます。
実は読書感想文というのは決して難しいものではない。ちょっとしたコツを掴んだだけで、思ったより簡単に、そして何より「楽しく」書けるものだそうです。
■国語力をつけるコツは「書く」こと。
もしかしたら、あなたはこのように思われるかもしれません。
「この文章を書いた人はセンスがある」
「きっと国語が得意だったんだろう」
ところが、この文章を書いた方は、国語が非常に苦手だったそうです。どのくらい苦手だったのかといいますと、高校最後の模試が偏差値32(本当にそんな偏差値があるのでしょうか…)。
当然、読書感想文も大の苦手だったらしく、一度提出した感想文を「最初から全部書き直してこい」と言われたとのこと。そして国語の点数も悪かったそうなのですが、先生から勉強法を聞いても「とにかく本を読め」しか言われたなかったらしい。
そんな状況から何と偏差値30UPし、無事大学に合格されたそうですが、一体どうやったのかといいますと、
「本を読め、ではなく文章を書け」
これによって出題者の気持ちが分かるようになると、国語の問題がスラスラ解けるようになる。そして書くという作業を行うことで、文章(小論文、読書感想文)も書けるようになるそうです。
これを最初に見た時、疑問に思いました。だって偏差値が32ですよ?勉強そっちのけで部活に打ち込んでいたとか、あるいは非行に走っていたというならばともかく、真面目に勉強してそんな偏差値だった人間が、一体どうすればそんなに偏差値が上がるのか。もっといってしまえば、そんなに勉強したのに何で点数が低いのか、すごく気になりますよね。
実は、その内容についても詳しく伝えられています。私自身、これを見た時「なるほど!」と思いました。そして、意外と私の周りにいる「話がかみ合わない人」「何を言っても伝わらない人」が一体、何を考えているのかがよく分かるようになったのです。
一方、学校はどうでしょうか。そういった子に対し「こんなことも分からないのか!」とか、あるいは「努力が足りない」とひたすら怒っている先生、多かったりしませんか?実は先生にとっての常識って、勉強ができない子にとっては常識じゃないんですよね。そして、それが分からないから問題が起きてしまう。
この動画セミナーは、そんなお子様のために、というよりもそんなお子様の気持ちを理解した親のためのものだといえるでしょう。もちろん、お子様が学んでも十分な成果はあると思います。しかし、これはぜひ、保護者の方、もっといってしまえば親子で一緒に学んでほしいと思います。
「この子はなぜ、理解できないのか?」
「どうやったら理解できるようになるのか」
これが分かることで、子どもが勉強を理解できるようになる。結果、自分から一生懸命勉強するようになります。
親としては、つい「勉強しろ!」と言ってしまう。けど、それをいうと逆に子どもがやる気をなくす。そしてさらに怒ると子どもは更にやる気をなくし……。
そんな悪循環に陥らないために。ぜひ、この動画で学んでみては如何でしょうか。
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